車のタイヤがパンクした!その時の対処法は?
この記事を読まれている方は、今まさにパンクしてどうしたらいいのかわからない方、車に乗ろうとしたらパンクしていた方、過去にパンクした経験などがあり、もしもの時に備えて知っておくべき事を調べている方など様々な状態で記事を読まれていると思います。
その中でも、まずは今まさにパンクしてどうしたらいいのかわからない方への対処法から行きましょう。
パンクしたばかりやパンクに気付いたばかりの方の現在の状況ですが、道路の安全な場所に停車しているでしょうか?
道路の安全な場所に停車しましょう
カーブの途中や交差点の付近での停車は、ほかの車が気付くのが遅れますので非常に危険です。見通しの良い場所、安全な場所で車を止めましょう。
数十メートルや数百メートルぐらいの移動は、安全が優先ですのですぐに移動しましょう。その時スピードはゆっくりで急なハンドル操作と急ブレーキは必ずしないように操作してください。
バンクした場所が、高速道路や有料道路のようなすぐ近くに今よりも安全な場所がない場合は、路肩にハザードをあげて停車させます。
そして、三角表示板(三角停止板)があれば、自動車の後方数メートルから数十メートルのところに設置します。発炎筒も利用しましょう。
運転者も同乗者も通行車両に注意しながら車を降り、ガードレールの外など安全な場所にすみやかに避難してください!
車内や車の前後での待機は、後続車から追突される恐れがあり危険です。
高速道路や有料道路や国道の場合は、スペアタイヤへの交換は非常に危険です。まずは、非常電話もしくは道路緊急ダイヤル#9910してください。
【道路緊急ダイヤル#9910とは】
緊急通報は、道路の穴ぼこ・路肩の崩壊などの道路損傷、落下物や路面の汚れなど道路の異状、車両故障等、車両の通行に支障となることを対象とします。
固定電話(NTT)、携帯電話などからダイヤルが可能です。
【#9910】をダイヤルしてください。
全国の高速道路・国土交通省が管理する国道はすべて対象となり、24時間通話料無料でご利用できます。
「#9910」をダイヤル後、自動音声ガイダンスにしたがって道路名を選択してください。該当する道路の管理者につながります。
スペアタイヤへの交換
高速道路や有料道路以外の方で安全な場所を確保した方は、スペアタイヤへの交換をします。
自動車の車種によっては、スペアタイヤがなくパンク修理キットが備えられている場合があります。
スペアタイヤや工具、パンク修理キットについての詳しい内容は、自動車を買ったときについている取扱説明書で確認して作業しましょう。
どうしても作業ができない方は、最寄りのガソリンステンドやディーラー・カーショップ、タイヤ専門店、またはJAFを探して、電話で相談してみましょう。
自動車保険(任意保険)にロードサービスがついている場合もありますので確認してみましょう。
パンクしたタイヤ パンク修理or新品交換
スペアタイヤや修理キットの応急処理でのタイヤは高速走行できません。非常に危険です。通常走行も長時間はできませんのでなるべく速やかに修理または交換(買い替え)しましょう。
修理と交換の判断基準ですが、道路接地面に釘などが刺さり穴が開いた場合は修理で対応できます。
タイヤの側面や、リム部分の損傷は修理が不可能です。
タイヤのパンク修理代の相場は2千円前後です。脱着料金を取るところもありますので事前に複数個所に連絡して確認することをおすすめします。
(わたしはやったことがありませんが、タイヤ接地面の裏側からの焼き付け修理という方法もあります。この方法は、通常のパンク修理より耐久性があり良いそうです。)
タイヤの残り溝が少ない場合などは、修理と買い替えの両方を考えて良い方を選びましょう。
タイヤを交換する場合片方だけでいいの?
パンクしたタイヤが修理不能だった場合は新品に交換しなければなりませんが、よくある質問に、片方だけ交換するのは良くないって聞くけれど・・・実際はどうなの?っていう声を聞きます。
片方だけの交換の良くない点として挙げられるのが左右のタイヤの性質の違い(銘柄やタイプの違い・残り溝の量)によってバランス、グリップ力に差が出る事です。
タイヤサイズはもちろん同じサイズで、銘柄が違っていても似たようなタイプであれば、通常走行に関しては片方だけの交換でも支障をきたすことはほとんどありません。
どうしても気になる方は、両方交換したほうがいいでしょう。精神的に常に心配することもなくなります。
高速走行や、長距離の運転をよくされる方は、なるべく両方のタイヤを交換することをおすすめします。
同じサイズでも銘柄やタイプの違いによって外径がほんの少し違います。タイヤの残り溝の違いでもバランスの違いに影響がでます。
高速走行時で雨天の急ブレーキなどに影響が出る可能性があります。
また、デフが働きっぱなしにもなるのであまりよくありません。
タイヤは地面と触れている唯一の部分です。車は人の命を乗せています。歩行者やほかの車などに多大な迷惑をかける恐れがあります。
タイヤは非常に重要なパーツです。どうするかは、自己判断・自己責任です。この記事を読まれて少しでも安全運転にお役に立つことができれば幸いです。
より安全にカーライフを楽しんでください。